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| 2019.05.29

栄生駅から徒歩3分!親子で遊んで学べる体験型ミュージアム トヨタ産業技術記念館!

モノづくりの大切さを次世代へ!

皆さん!
モノづくりはお好きですか?!

僕は大好きです!

実は僕の息子もモノづくりが大好きで、朝から晩までダンボール切ったり、紙粘土こねたり、レゴ組んだりして、テレビで何か見ると子供部屋に駆け込んで何やら造っている様子。

そんな息子が大好きな場所がここトヨタ産業技術記念館です!



トヨタの歴史を通してモノづくりの楽しさとヒントが得られる場所

トヨタ産業技術記念館は簡単に説明するとトヨタグループの繊維機械と自動車に関わる技術を学ぶことができます。

トヨタグループの創始者、豊田佐吉さんとトヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎さんという二人の偉人がおりまして、このお二人の研究と創造の精神は今もトヨタグループ各社に引き継がれています。


(豊田佐吉さんの胸像)


トヨタグループの創始者、豊田佐吉は生粋のモノづくりの人!

記念館に入って順路を進むと、まず目に飛び込んでくるのが、筒型をした大きな織機。



これは「環状織機」といって豊田佐吉さんが作った画期的な織機なんです。

それまでの織り機はよこ糸を通すシャットルが行ったり来たり、たて糸を上下に組み替えるなどの作業の為に大きな音がしていましたが、これはそのシャットルの動きを円運動に変えることで、静かに筒状の布を織ることができます。

小さなスペースで大きな布が作れ、静かで、円運動でシャットルを滑らせる機構からとても省エネだったこの織り機は瞬く間に世界に普及…しませんでした!

残念ながら、欠点を修正している間に佐吉さんが亡くなってしまって計画は頓挫しますが、世界19カ国で特許を取ったその織り機は佐吉さんの独創性を象徴し、新しい考え方は明治の日本人、技術者に希望を与えました!

糸づくりから布づくりの歴史を体感できる!



「糸を紡ぐ」って、くるくる回る糸巻き器はイメージあると思うんですが、実際にどうやってできてるかってあまり体験したことないですよね?

ここでは綿花から糸を紡ぐ作業を目の前で見せてくれます。



綿花から余分な種などを取り除いて、ほぐして、紡ぐ。


(余分な種などを取り除く機械)


綿花って、普通に引っ張ると簡単にちぎれちゃうけど、少しずつ繊維を引き出し、撚りをかけると繊維が絡み合い、丈夫になるんですって!

それをねじりながら紡いでいくことで糸が作れるんだそうです!

この場所では実際にその工程を目の前で見て、綿花に触ったりできます!


(それらの作業を水車の力を利用して行うガラ紡械)


そして、G型自動織機という世界最高性能の自動織機を生み出すのです!


無停止杼換式豊田自動織機(G型)


このフロアでは他にも紡織機器の過去から現在の最新技術までの歴史を見て回ることができます!


昔の機織り機(腰機)


自動で複数の糸を織り込む機械(部分整経機)


最新の機器だと写真の様な複雑なパターンも織り込むことができる(豊田エアジェットルーム)


息子の中の偉人No1!豊田喜一郎!


先日、10歳の息子に「もしも、AI技術で昔の人と話ができるなら誰と話したい?」という質問をしたら、即答で「喜一郎さん!」と答えるほど、息子は豊田喜一郎さんが大好き!

テレビドラマ「Leaders」シリーズをセリフを覚えるほど何度も見て、自分のことの様に車開発の難しさを語ってくれます(笑)

そんな喜一郎さんは繊維機械で得た技術と財産を「これからは自動車だ!」と日本初の完全日本製の自動車をつくると研究を進めます!


最初は自転車に動力機をつけるところからはじめたんですね!


特に大変だったのは、エンジンのシリンダーブロックを鋳型で作る作業。


その作業イメージを展示したスペース


これはそれまで作ってきたシンプルなものと違い、内部に複雑な空洞を残した鋳造は何度も失敗し、時には大爆発を起こすほど。

それでも喜一郎さん含め当時のスタッフさんは諦めず、ついにA型と呼ばれるエンジンを開発し、そして、トヨタ最初の乗用車、トヨダ スタンダードセダンAA型が完成します!


(こちらはA1型試作乗用車)


これ、なんと最初はプレス機など使わずに手作業でボデー、フレーム作っていたそうです!


木の型に合わせてボデー加工をするイメージ模型


実際に、展示されているボデーも当時と同じく手作業でつくられたものだそう!まぁ、とにかく美しいです!

こちらではそんな当時の様子を漫画や人形で見ていくことができます!

車の仕組みを基礎からしっかり!車博士になれる場所!



そして、2階は車の「走る」「曲がる」「止まる」という基礎の技術などを学べるスペースに。

それぞれの展示物にあるボタンを押すと実際に様々なパーツを動かしながら説明が流れてきます!

うちの息子はここで何やらじーっと見ていると思ったら、家に帰って四輪駆動のシャフトをレゴで組んで自慢してきてびっくりしました!

子供の好きって気持ちはホント凄いですね!

歴代の名車が勢揃い!旧車好きにはたまらない場所!



そして、1階に降りると、トヨダ G1型トラック、AA型乗用車などトヨタ自動車初期の車から、名車トヨペットクラウン、2000GTなどが並びます!







車種によっては、案内スタッフさんのサポートを受けながら運転席に乗ったりもできるそう!

その他にも現在の車の製造がわかる様々な展示がされています!

子供の体験コーナー、プルバックカーやメダルづくりを体験!

さらにこのフロアでは子供に嬉しい体験コーナーが!(※土日祝、春夏冬休み開催)

特にプルバックカーづくりは人気で、トヨダ AA型のプルバックカーをつくることができます!

ゴムを動力にして動くAA型はとっても可愛い!
作った車はもちろんお土産として持って帰ることができます!

キッズ向け!遊びながら科学を学べる場所、テクノランド!



小学生にオススメなのがテクノランド!

ここは繊維機械と自動車に関係したオリジナル遊具で楽しく遊べる施設です!

ブレーキやトランスミッションを身体を使って体験できて、親子揃って楽しめます!




奥には小さなお子様向けのキッズスペースもあるので、アトラクションがまだ早い兄弟も同じスペースの中で楽しめるのがいいですね!



まだまだあるよ!蒸気機関やバイオリン演奏ロボット!



更に昔、実際に工場で紡織機の原動力として使っていた蒸気機関の実演や最新技術を駆使してバイオリンを演奏するロボットの実演なども見て回れます!



それぞれ、実演時間が決まっているので、訪れた際は時間のチェックをしてから散策コースを決めるのがオススメです!

ミュージアムショップも充実!

やっぱり、こういった場所で気になるのがお土産や記念品が買えるミュージアムショップですよね!



僕のオススメは…



前掛けです!

トヨダ AA型乗用車がプリントされた前掛けはかなりいいディティールです!

これを買って帰って、奥さんの料理を手伝うのも良し!D.I.Yの時のユニフォームにするのも渋いです!

充実の期間限定イベント!

その他に各種ワークショップなども充実しています!

中でも、毎年6月に開催される「ノリノリウィークエンド」は他では体験できない素晴らしい内容!



なんと、トヨタ初期の製造車、トヨダ AA型乗用車やG1型トラックが走る姿を見ることができ、さらにはトヨペットクラウンなどの希少車に同乗体験できるんです!

実際、毎年我が家では楽しみにして親子で乗って楽しんでいます!



↑これは2016年の時の映像です!

エンジン音や乗り心地などは格別です!車好きのお子様ならきっといい思い出になるはず!

先着順の搭乗人数限定のイベントなので事前にどの車が走るか調べて、早めのご来場をお勧めします!

親子で丸一日楽しめる場所!

とにかく、紹介し尽くせないほどの展示が盛りだくさん!

また、レストランや図書室などもあって、丸一日しっかり遊んで学べる空間です。

車好きのお子さんやお父さんはきっと満足できるので、この週末の家族サービスに選んでみてはいかがでしょう?!

トヨタ産業技術記念館

http://www.tcmit.org/
住所 名古屋市西区則武新町4丁目1番35号
営業時間 9:30〜17:00(入場受付は16:30まで)
定休日 月曜日
電話 052-551-6115
URL http://www.tcmit.org/
その他 ※月曜祝日の場合は翌日が定休日 及び 年末年始休館
長期休み期間中の小学生無料企画あり(詳しくは公式HPでお確かめください)
Google Map で行き方をみる

Writer

タニグチ ホクトこのライターの記事をもっと読む

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