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| 2019.08.22

自然とアートを楽しめる特別な場所『室生山上公園芸術の森』

宇陀市立公園室生山上公園芸術の森

奈良の名刹・室生寺から車で10分ほど山道をのぼった場所にあります。

地滑り対策とアートを融合した公園で、公共事業の新しいあり方を見せてくれます。
敷地面積は約7.8ヘクタール。
設計、デザインはイスラエル出身の彫刻家Dani Karavan氏。


土地の古代信仰や、太陽信仰を結びつけた「太陽の道」が主なコンセプト。

この太陽の道は春分と秋分に太陽が通る北緯34度32分のラインに沿っていて、
実は室生寺や長谷寺、神島、箸墓古墳、伊勢神宮、二上山、仁徳天皇陵などもこのラインにあるそうです。
ロマンが溢れています。

大きい公園が好きなので密かに全国で気になるところがあれば出向くのですが、
個人的に今の所ここが好きな公園ランキング2位です!
また1位は別の機会にご紹介しようと思います。


以下、作品名称と写真で雰囲気をご紹介します。

「第1の湖(3つの島)」

「ピラミッドの島」
「鳥の島」
「ステージの島」



地滑り対策集水地として整備された湖で水深は80cm。


「棚田の再現」


第2の湖・天文の塔・太陽の道

「太陽の道」


「天文の塔」



鉄でできた塔は登ったり、中に入ることができます。
塔の上は意外と高いので公園を見渡せました。

「螺旋の竹林」


「螺旋の水路」



波打った水路と渦巻き状に水が流れています。
水路の真ん中には日時計。

「波型の土盛」


「遊歩道」



遊歩道は光が差し込んできて美しい空間で、
ゆるやかなアップダウンがあり歩くこと自体も楽しめます。
苔むしでふかふかしていました。


園内では生き物や自然から季節を感じられることが楽しみの一つ。
また違う顔も見たいので次は雪の降る季節に訪れたいです。


この場所について作者の述べている制作コンセプトの通りで素晴らしい空間でした。

「太陽の恵みに包まれる宇宙と共鳴する場、
自然とのコミュニケーションの場、人間の感性・五感が刺激される現代の癒やしの場、
敷地全体が、ここを訪れる人が、参加体験する作品となる。」
(出典:室生山上公園 芸術の森 園内資料より)


ロケーション抜群で面白い空間なので、
写真を撮るのもいつも以上に楽しめておすすめです。
冒頭で紹介したように有名な室生寺も近くにあるので、
周辺に訪れる際はぜひこちらも行ってみてほしいです。

宇陀市立公園室生山上公園芸術の森

http://www.city.uda.nara.jp/sanzyoukouen/concept/
住所 奈良県宇陀市室生181
営業時間 10:00~17:00 (12月29日~2月末日休園)
定休日 火曜日
電話 0745-93-4730
URL http://www.city.uda.nara.jp/sanzyoukouen/concept/
その他 入園料400円
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Writer

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グラフィックデザイナー。
インドア派のわりによくお出かけします。

Instagram: @black8obake

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