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| 2025.06.26

浅草・駒形に誕生する「粋」と「本物」の融合 – ビジュピコの新拠点から見据える未来のライフスタイル

東京・浅草の駒形エリア。

浅草といえば、雷門や浅草寺といった歴史的な名所が全国的に知られ、国内外から多くの観光客が日本の伝統文化や下町情緒を求めて訪れる場所です。その中でも駒形エリアは、隅田川に近く、東京スカイツリーも望める、都心と自然、新旧の文化が溶け合う独特の魅力を放っています。

今回ご紹介する「駒形プロジェクト」は、ブライダルジュエリーで全国に名を馳せるBIJOUPIKO(ビジュピコ)が仕掛ける、まさに「未来のライフスタイル拠点」と呼ぶにふさわしい、驚くべき試み。

特別な内覧会にお招きいただきました。

なぜ今、「駒形プロジェクト」に注目するのか?

ビジュピコグループは、国内最大級のブライダルリングセレクトショップとして、北海道から沖縄まで全国50店舗以上を展開しています。そんな彼らが、ブライダル事業で培った「人生を彩る」という哲学を、さらに深く、多角的に追求する場所として選んだのが、東京の伝統とモダンが交差する駒形でした。

このプロジェクトの斬新さは、「ブライダル」と「ファッション」という異なるジャンルを、同じ場所で、しかし全く異なるアプローチで展開するという点にあります。そこには、単なる物販ではない、「体験価値」の提供と、「本物」を追求するビジュピコの強い意志が垣間見えました。

「粋」をまとう和のブライダルリング専門店「TOMOE 巴 浅草本店」

まず訪れたのは、和のブライダルリング専門店「TOMOE 巴 浅草本店」。

上野御徒町、京都に続くフラッグシップストア兼本店となるこの場所は、浅草・駒形の地で「和」の精神を現代に昇華させた、まさに「粋」の具現化でした。

白を基調とした店内には、青石や竹の什器が配され、凛とした空気の中に温かみが共存しています。

特筆すべきは、江戸の伝統工芸職人の技術が光る、唯一無二のリングの数々。

七宝焼きや和彫り、象嵌(ぞうがん)といった伝統技術が、現代のデザインと見事に融合し、ため息が出るほどの美しさです。

そして、私が最も心を奪われたのが、「さくらダイヤモンド」。

これはEU、アメリカ合衆国、韓国、日本などで意匠登録されたオリジナルカットで、ベルギー・アントワープの熟練技術によってダイヤモンドの中に桜が咲き誇る、まさに日本の美意識が凝縮された逸品です。

江戸時代に「一見地味でありながら手が込んでいることが"粋"」とされた美学を、現代のブライダルリングに密かに忍ばせる。これはまさに、お二人の特別な想いをそっと見守るような、奥ゆかしいこだわりだと感じました。

さらに、「TOMOE 巴 浅草本店」のオープンを記念して、新作ブライダルリング「FUJI -富士-」と「MICHIZAKURA -満桜-」の2モデルが新登場。

「FUJI -富士-」は、日本の象徴である富士山を優美に象った意匠が特徴です。

素材:上 プラチナ950 / 中 プラチナ950 / 下 プラチナ950
価格:上 ¥145,200 / 中 ¥245,300 / 下 ¥188,100

光を背から当てると、雪化粧の稜線が影となり、まるで逆さ富士のように浮かび上がるだけでなく、このデザインには「ふたりの溶けない愛」と「末広がりに幸せになりますように」という願いが込められています。

さらに、リングの内側には、春の訪れと豊作の象徴とされる「農鳥」モチーフの特別な刻印が施されるという、心憎い演出も。こちらはTOMOE 巴直営店で実物を見ることができ、全国のビジュピコ店舗でも受注可能とのこと。

  

「MICHIZAKURA -満桜-」は、幸せに満ち溢れる満開の桜が指輪に咲き誇る、浅草本店限定の特別なモデル。

素材:左 K18ピンクゴールド×プラチナ950 / 右 プラチナ950×K18ピンクゴールド
価格:左 ¥301,400 / 右 ¥261,800    ※TOMOE 巴 浅草本店限定のお取り扱いです。 

彫金師・外山幸二氏による繊細かつ力強い彫りが、幾重にも重なる桜の花に豊かな人生への願いを託しています。鍛造切削による丈夫さも魅力で、その着け心地はまさに「おふたりの未来への架け橋」となるでしょう。

浅草本店は古き街並みが密集する浅草の一角、隅田川沿いに位置し、水辺へと開かれたテラス空間も設けられています。都市の喧騒に包まれながらも、そっと水辺に開き、和の精神を静かに紡ぐ──。TOMOE 巴 浅草本店は、時間と文化を静かに継承しながら、おふたりの未来への架け橋となる場所を目指しています。

また、将来的には、浅草という立地を生かしたユニークなサービスも検討されているようです。

例えば、ご来店頂いた帰りには人力車で浅草を周遊しながら特別な思い出を残すような、リングの購入に留まらない「体験」の提供も構想されているとのことで、今後の展開にも期待が膨らみます。

  

「本物」を追求する大人のためのセレクトショップ「CHAP(チャップ)」

「TOMOE 巴」のすぐ近くに位置するのが、フランスの老舗高級レザーブランド「CHAPAL(シャパル)」を扱うセレクトショップ「CHAP(チャップ)」です。

こちらは打って変わって、大人の感性を刺激する「本物」が揃う空間でした。

1832年創業という歴史を持つCHAPALは、自社でなめしから縫製まで一貫して行う、世界的に見ても希少なレザーメゾン。

「CHAPAL|フランスが誇る、1832年創業の高級老舗レザーメゾン」

ナポレオン三世の時代から続く毛皮産業にルーツを持ち、フランス空軍のフライトジャケットを手がけ、モータースポーツや航空業界との関わりを通して、独自のレザー技術と美学を築いてきました。その製品は一つひとつがフランス本国で熟練職人の手によって丁寧に仕立てられており、タイムレスなデザインと圧倒的な品質が特徴です。

店内には、アイコニックなレザージャケットやパンツが並び、その品質とタイムレスなデザインは、まさに一生ものと呼ぶにふさわしい逸品ばかり。
  

内覧会では、実際にそのレザージャケットに触れる機会をいただきました。

価格は90万円台から140万円台までと高価ですが、触れてみるとその価値がすぐに理解できます。

柔らかいラムレザーは、驚くほどしっとりとなめらかで、肌に吸い付くような質感が印象的でした。メンズ展開が主ですが、サイズが合えば女性でもスタイリッシュに着こなせるデザインは、まさに「時代を超えて愛される」という言葉がぴったりです。

さらに驚いたのは、そのレザーに対する哲学。

「ずっと綺麗に着ててくださいねっていうよりかはたくさん着て着る人の体に馴染んで、例えば傷がついてもそれも味だしっていうので、あんまりお手入れを推奨しているようなブランドではないです。逆にどんどん着て自分の味を楽しんでほしい。」

この言葉に、シャパルが単なる高級品ではなく、着る人と共に歳月を重ね、個性を刻む「相棒」のような存在であることが伝わってきました。一点一点が職人のハンドペイントで仕上げられるというこだわりも、その「本物」感を一層高めます。

特に目を引いたのは、チャールズ・リンドバーグが大西洋単独横断時に着用したことで名を馳せた「A1 Short Version」や、米空軍の「A2」と米海軍の「G1」ジャケットを融合させた「USAAF」モデル。

これらは単なる復刻ではなく、時代に合わせて進化を遂げた、洗練されたスタイルと優れた快適性を兼ね備えています。

そして、この「CHAP」がビジュピコグループにとって特別な意味を持つことも知りました。

なんと、「シャパルはレザーの最高峰、世界最高のレザー」と称される一方で、フランス国外では基本的に卸を行わず、直営店もパリにしかない稀有なブランド。その中で「CHAP」は「CHAPAL」の世界観を体現する日本における主要な代表店舗として位置づけられているそうです。これは、この場所が単なるセレクトショップではなく、シャパルの世界観を深く体験できる、日本における貴重な拠点となることを示唆しています。

そして、洋服だけでなく、ヴィンテージ家具を取り扱っている点もCHAPの魅力。

Pierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ)やCharlotte Perriand(シャルロット・ぺリアン)といった世界的に著名なデザイナーのヴィンテージ家具が並ぶ空間は、まさに美術館のよう。

ここには、時代や流行に流されず、本質的な価値を求める人々に寄り添うという、CHAPの哲学が凝縮されていました。

「駒形プロジェクト」が示唆するもの

「駒形プロジェクト」は、ブライダルからファッションまで、それぞれの分野で「本物」を追求し、「体験価値」を提供することで、人々の人生をより豊かに彩ろうとするビジュピコグループの新たな挑戦です。

浅草の文化と隅田川の自然が調和する駒形という場所で、伝統とモダンを融合させ、都市の喧騒と水辺の静けさという対照的な顔を持つこの地で、彼らは新しい「ランドマーク」を創造しようとしています。

この「駒形プロジェクト」は、単なる新しいショップのオープン以上の意味を持つと感じました。それは、「人生の節目を彩る価値」の再定義であり、「消費」から「体験」へ、そして「大量生産」から「本物」への回帰という、現代社会が求める方向性を示しているように思えるのです。

  

五感で味わう「人生を彩る」体験 – 焼き立てスフレのサプライズ

「dial presented by ENUOVE」 プレミアム スフレショコラ ドリンクセット 5,500円

今回の内覧会では、さらに嬉しいサプライズがありました。

それは、ビジュピコグループが手がけるカフェ「dial presented by ENUOVE」の焼き立てスフレの試食です。

「ENUOVE」はブライダルジュエリーブランドとしても知られていますが、実は「dial」というカフェも展開し、お客様の特別な瞬間を食の面からも彩っています。

この「dial presented by ENUOVE」は、もともとブライダルジュエリーブランド「ENUOVE」が持つ「二人の対話(dial)が未来を紡ぐ」というコンセプトを、食の体験にも広げたカフェ。

ジュエリーを通じて人々の人生に寄り添ってきたビジュピコグループが、なぜカフェ事業を手がけるのか?それは、「人生を彩る」という彼らの理念を、より多角的に、五感で感じられる形で表現するためです。指輪を選ぶ特別な時間だけでなく、日常の中のふとした瞬間にも、彩りと幸福感を提供したいという想いが込められています。
  

実際に試食させていただいた温かくふわふわで、口に入れた瞬間に溶けていくような極上のスフレは、まさしくその理念を体現!

ブライダルリングを選んだり、上質なファッションアイテムに出会ったりした後に、こんなにも心温まるスイーツで一息つける場所があるというのは、顧客体験を何倍にも高めることでしょう。

  

ビジュピコグループについて 

国内最大級のブライダルリングセレクトショップBIJOUPIKO(ビジュピコ)

自社ブランドをはじめ、グループ総数約120ブランド6000種類以上取り揃える国内最大級のブライダルリング専門店を運営。北海道から沖縄まで50店舗以上を展開しています。ブライダルリング・ダイヤモンドはもちろんのこと、ファッション、飲食、アイウェアなど多角的な事業展開を行い、皆様の人生をより豊かにするお手伝いを行っております。

〈BIJOUPIKO GROUP COMPANY〉 株式会社G・T・B・T(東京都台東区)/株式会社PIKO(徳島県板野郡)/Bell tree株式会社(愛知県名古屋市) /株式会社ジュエリーピコ(徳島県板野郡)

▼ビジュピコグループコーポレートサイト  https://bijoupiko.co.jp

▼ビジュピコ店舗一覧  https://bijoupiko.com/shoplist/

東京へ来た際には、ぜひ浅草・駒形まで足を延ばし、この「駒形プロジェクト」が提供する新しいライフスタイルを肌で感じてみてください。

ここでしか味わえない「本物」の価値と「彩りある体験」が、あなたを待っています。ぜひ一度訪れて、その真髄に触れてみてください。

駒形プロジェクト / 和のブライダルリング専門店「TOMOE 巴 浅草本店」・セレクトショップ「CHAP(チャップ)」

住所 台東区 駒形2
その他 ■店舗名:TOMOE 巴 浅草本店
■住所:〒111-0043 東京都台東区駒形2ー1-21
■TEL:03-5246-3555(オープン準備室 「TOMOE 巴 御徒町別邸」 03-3835-1110)
■営業時間:10:00ー19:00
■定休⽇:年中無休(年末年始除く)
■HP:https://tomoe-j.com/
■Instagram: https://www.instagram.com/tomoe_edo_japan/

店舗名:CHAP(チャップ)
■住所:〒111-0043 東京都台東区駒形2-1-5 1・2階
■TEL:03-6284-7788
■営業時間:10:30ー18:00
■定休⽇:土日祝日
■Instagram: https://www.instagram.com/chap_kuramae/
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Writer

佐藤ひと美このライターの記事をもっと読む

スイーツライター/ジャーナリスト(日本スイーツ協会 スイーツコンシェルジュ認定資格者)として、《美味しい食べ物は人を幸せにする》をコンセプトに雑誌・メディア・webサイトにてショコラトリー&パティスリー、デセールの情報発信をシェフの想いや、お菓子の由来や歴史を執筆中。

Instagram: @himmi27

ブログ: https://ameblo.jp/himmi1437/

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