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| 2018.06.02

美容室でフェス!?美容と+αの新しい価値を発信する鶴舞「HAIR ICI TRE」


鶴舞駅から徒歩5分程度の場所にある美容室、「HAIR ICI TRE(ヘア アイス トゥーレ)。」
アンティーク+モダンな内装が落ち着くこの美容室では、不定期で美容室の枠を超えたイベントを開催しています。
なんと4月にはフェスを開催したのだとか。
今回はこの美容室を運営している「HAIR ICI」のジェネラルマネージャー、飯沼さんにお話を伺いました。



ーおしゃれなだけではなく、いろいろなカルチャーの本があったり、おしゃれな椅子が置いてあったりでこだわりを感じます。
お店つくりにあたってどんなことにこだわりましたか?

飯沼さん:他にお店をやっている人から、「こんなお店にしたいな」って真似したくなるような店づくりを心がけています。
もともとは10年前に御器所で店を構えていて、内装を『ビンテージ』というコンセプトでアンティーク調にしていたんですが、この10年でアンティーク調の美容室やショップが本当に増えましたよね。

アンティークな要素を残しつつモード・アーバンといったテイストをプラスし、TSUTAYAさんに監修してもらった大きな本棚も作りました。
僕らが大切にしているのが「流行の半歩先を行く」ということで、1年後2年後の流行を読んで、時代の半歩先を行く店づくりを意識しています。



ー確かにアンティーク家具もあればアーティスティックな絵もあって、それが他にはない雰囲気を作っていますね。
そんなHAIR ICI TREには、どんなスタッフさんが働いていますか?

飯沼さん:美容室ということもあり、ファッションや美容、カルチャーが好きな人が多いですね。
おしゃれなのも強みではあるんですが、もう一つの強みが「アットホーム感」です。
おしゃれすぎてツンツンしてると居心地悪いじゃないですか。(笑)
人がよくてアットホームな感じがある、そんなスタッフが多いです。



ー美容室でのアットホーム感って大事ですよね…!
カット中って美容師さんとの距離が近いから、アットホーム感がないと疲れちゃいますよね。
HAIR ICI TREのおすすめのメニューは何ですか?

飯沼さん:カットにはもちろん自信ありです!
また教育のシステムとしてパーマやカラーのスペシャリストがいて、その人を軸に技術を波及させています。
他にも技術的なところではヘッドスパなんかも売りです。

あと他にはない売りとしては、個室があるんです。
かなり広くて、ファミリールームとして利用できます。
HAIR ICI TREがある千代田というエリアはファミリー層が多いので、ご家族で使っていただけたらと。
例えば、お子さんとお母さんがカットしてて、その間にお父さんはファミリールームで雑誌やテレビを見ながらくつろいでもらうとか。



ー確かに美容室で個室があるお店ってなかなかないですよね。
家族で外出する目的としての美容室って、新しくていいなぁ。
そういえば先日、HAIR ICI TREでフェスをやっていましたが、それはどのような経緯で開催されたんですか?

飯沼さん:実は5年くらい前からイベントはやっていたんです。
美容というジャンルだけでなく、もっと広い視野を持って、カルチャーの発信をこのお店でやっていきたい。
そう思って小さなことから始めて、徐々に大きくなってフェスになったっていう経緯ですね。

これまでのイベントではどんどん新しいことを取り入れてきました。
ICIマーケットというものを開催したときには、セレクトショップや古着屋やカフェなど、20店舗以上が出店しました。

HAIR ICIは今年で創業30周年を迎えるのですが、今回のフェスを開催するときに何をしようかなって考えたんです。
そこで30年やってこれたのは純粋にお客様あってだなと思ったので、感謝を表現するフェスにしようと考えました。

フェスは昼と夜の二部制にして、昼はどなたでも楽しんでいただけるような感謝祭をしました。
「おもてなし」をキーワードに、フリーフード、ビンゴだったり、美容師というスキルを活かしてカットバトルをして。
夜は人気のアーティストを呼んで音楽が好きな人が来てもらえるように、音楽のイベントを開催しました。



ー美容室の枠を超えて、いろんなジャンルを融合させたイベントをされているんですね。
こういうイベントをやろうと思ったきっかけは何だったんですか?

飯沼さん:「STORE IN FACTORY」という、アンティークショップと一緒にイベントをしたのが一番最初のきっかけですね。
そのお店は友人がやっているのですが、思いつきで「うちの店のインテリアを手がけてくれない?」と声をかけたところから始まりました。
アンティークの家具などを美容室に展示して、気に入ったらそのまま買えるようにしたんです。

すると美容室もおしゃれになり、コラボしたお店にとっても展示品が売れたら売り上げにつながり、またそのお店を紹介できるという相乗効果がありました。
結果うまくいって成功体験を味わうことができたのと、異業種と交わることの楽しさをそこで感じることができたんです。
この経験が大きかったですね。

次にカフェとコラボした時は、お客様にスイーツをおもてなしして、「このスイーツはあそこのものなんですよ、よかったら行ってみてください」って紹介したり。
そうやって「次はこうしよう」って積み重ねた結果、フェスを開催するに至りました。



ー楽しんでやった結果が「美容室でフェスをする」という、変わったことをすることになったんですね。
最後に、これからしたいことをお聞かせください!​

飯沼さん:もちろんコンセプトとして美容室が前提ではあるんですが、「新しい美容の価値」を作りたいと思っています。

髪を切ってカラーやパーマをしてかっこよく可愛くなって帰る、というのがこれまでの美容室でした。
もちろんそれは大事なんだけど、それ以上の価値を作りたいな、と。

美容室の本質はカットやカラーがうまいとか、内装がおしゃれだとかですが、そんな美容室って今はありふれているんです。
差を付けるためには、新しい価値を追求していくべきだと感じています。

では新しい価値とは何か。
その答えは例えば「美容×音楽」や「美容×食」と、違うジャンルのものが交わることで見つかると思っています。
その新しい価値を発信して、「こんな価値があるからICIに行きたい」と思ってもらえるような美容室にしたいです!



美容室の枠組を超えて新しい取り組みを目指す「HAIR ICI TRE」。
ここに行けばこれからの時代の流れを先取りできそうですね。
美容室としての利用だけでなく、楽しいイベントも開催されています。
ぜひ一度足を運んでみては?

HAIR ICI TRE

http://hair-ici.com/salon/tre/
住所 名古屋市中区 千代田3-28-37
営業時間 平日・土曜日 : am10:00~、パーマ・カラー pm6:00迄、カット pm7:00迄 金曜日 : am11:00~、パーマ・カラー pm7:00迄、カット pm8:00迄 日・祝日 : am9:00~、パーマ・カラー pm4:00迄、カット pm5:00迄
定休日 月曜日
電話 052-212-9595
URL http://hair-ici.com/salon/tre/
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Writer

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フリーのライターとして活動する傍ら、「ジャイコナイトナゴヤ」のDJも務めています。

ブログ: http://www.drawdreams0225.com