住 | 2020.08.31
”おうち時間”日本に伝わる年中行事を親子で体験できるキットシリーズ「季節のしつらい便」が「中川政七商店」から販売中!
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が私たちの生活を一変させる中、「新しい生活様式」に上手に向き合いながら、工夫を凝らし、いかに今までのライフスタイルに近い過ごし方の提案をしてくれる企業が増えているように感じます。
その中で、今回注目したのは…1716年創業の奈良の生活雑貨老舗ブランド「中川政七商店」から8月上旬より販売展開が始まった”日本に伝わる年中行事を親子で体験できるキット「季節のしつらい便」シリーズ”。
節分や七夕、十五夜など日本に古くから伝わる年中行事。ですが、お供え物や家の飾りつけによって家族の健康・ 幸せを祈願してきた風習の数々の多くは、時代の変化により体験する機会が減っているように感じます。
日本の素材・技術・風習に根付いたものづくりを続ける「中川政七商店」は、暮らしの中で楽しみながら年中行事が学べるようにと、ブランド初となる親子向け体験キットを開発。
『日本の歳時記を未来に残す』“つくって飾って学べる、日本の年中行事”親子で体験できるキット「季節のしつらい便」シリーズ
キットには、「つくる」「飾る」「学ぶ」の3ステップが体験できる素材が同梱されています。
子供が自らの手で団子や人形をつくり、和紙・水引など日本の工芸を活かした飾りを家にしつらい、その由来や意味を学ぶことで、記憶や体験として日本の風習を残していく試みだそうです。
「STAY HOME」と、家で過ごす時間が増えた今「季節のしつらい便」が、親子時間の新たな楽しみ方になっていくのではないかと思います。
シリーズというとこで、第1弾として「お月見」を2020年8月上旬よりオンラインショップおよび全国の直営店にて発売、また第2弾の「クリスマス」を10月上旬より、第3弾の「お正月」を11月上旬より発売予定。
第1弾「季節のしつらい便 お月見」
特徴:お月見団子を手づくりし、付属の三宝やうさぎとともに飾る
セット内容:うさぎの飾り(瀬戸焼)、水引のすすき、お月見だんごのもと(粉)、吉野檜の三宝、懐紙、竹串、歳時記のしおり
発売時期:発売中
https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/e/ev0223/
第2弾「季節のしつらい便 クリスマス」
特徴:大きなもみの木が描かれたタペストリーに、付属のオーナメントや手づくりオーナメントを飾る
セット内容:タペストリー(浜松注染染め)、オーナメント、タグピン、歳時記のしおり
発売時期:2020年10月上旬~
第3弾「季節のしつらい便 お正月」
特徴:無地の丑の張子に絵の具やペンで絵付けし、世界に一つだけの干支人形を飾る
セット内容:張子(会津)、木札、敷布、歳時記のしおり
発売時期:2020年11月上旬~
“つくって飾って学べる、日本の年中行事”親子で体験できるキット「季節のしつらい便」の魅力
お月見やお正月をはじめとする年中行事は、季節ごとに神様や自然に感謝してお供え物をつくり、捧げること。
「季節のしつらい便」には、自らつくることで年中行事を体験できるオリジナルキットが含まれています。団子を手づくりしたり、張子に絵付けをしたり、子供が主体的に手を動かすことで、日本の風習に親しみを感じることができます。楽しみながら覚えたことはきっと大人になっても記憶に残るはず!
キットには、日本の工芸を活かした飾りの数々が含まれています。
第1弾の「お月見」には、瀬戸焼のうさぎの飾りや吉野檜の三宝、すすきに見立てた長野県飯田市の水引飾りを同梱。第2弾の「クリスマス」には、浜松注染染めの技法を活かした全長約130cmの大きなもみの木のタペストリーを。第3弾の「お正月」には、400年近い歴史をもつ福島県・会津張子の丑を同梱。
全国各地で育まれてきたものづくりにも触れることで、日本の工芸を次世代へと繋いでいくことができます。
キットには毎回、年中行事を解説するオリジナルの小冊子が付いています。親子一緒に楽しめるようイラストや写真入りで、子供だけでなく大人自身も改めて学ぶことができるので一緒に思い出作りができるのも嬉しい!
“なぜお月見をするのか”“それぞれの飾りにどんな意味があるのか”など由来や意味を知ることで、日本の風習の数々がより身近に感じられるはず。(小冊子内のイラスト:佐々木一澄)
私自身も、3歳の息子と日々の生活を過ごす中で一緒に楽しみながら学べるアイテムには魅力を感じているので、まずは今年のお月見から“つくって飾って学べる、日本の年中行事”親子で体験できるキット「季節のしつらい便」シリーズをチャレンジしてみようと思います!
Writer
佐藤ひと美このライターの記事をもっと読む
スイーツライター/ジャーナリスト(日本スイーツ協会 スイーツコンシェルジュ認定資格者)として、《美味しい食べ物は人を幸せにする》をコンセプトに雑誌・メディア・webサイトにてショコラトリー&パティスリー、デセールの情報発信をシェフの想いや、お菓子の由来や歴史を執筆中。
Instagram: @himmi27