食 | 2020.06.21
南インド料理とフランス菓子の贅沢「spice & cafe imairo. 」(塩釜口)
2020年6月11日オープンしたお店です。
外観・内観
この場所は、3月までモモヨカリーさんがあった場所です。
店舗前の2台分がお店の駐車スペースと思われます。
店内はほぼモモヨカリーなのですが、モモヨカリー時代はインドの本や料理本、グッズなどが並べられていた一方、こちらの店は非常にすっきりしているので、かなり印象が異なります。
メニュー
モモヨカリーはミールス、日によってはビリヤニのみでしたが、この店はミールスにフランス焼き菓子、コーヒーのほか、ワインもあります。この営業時間と立地場所でワインを飲む人がどれぐらいいるのか想像がつきませんが。
ポンニライスは南インドでは一般的に使われている丸っこいお米です。バスマティライスほど香りはしないのでベジ・ミールスを相性がいいのです。日本で使おうとするとバスマティライスよりもお値段が高くなってしまうので、お店ではなかなか使えないと思うのですが。
この日のミールス
細かく見ていきましょう。
サンバルとラッサムです。サンバルはナスとにんじんです。人参が見えませんが、ライスと絡みやすく、たべやすいように5ミリ角の細かいみじん切りになっています。タマリンドの酸味が少なめのあっさり目の味で、おとなしい味です。ラッサムは透き通った色で、赤というよりはむしろ緑っぽく見える色です。ひょっとするとトマトをほとんど使っていないのかもしれません。東京のケララの風モーニングのラッサムを思い出して少し懐かしくなりました。
中央奥はキャベツのクートゥとオクラのコランブです。クートゥは野菜とココナツの煮込みなのですが、これが意外に辛い。辛いといっても口に入れたとたんに辛いのではなく、喉越しや後味で辛くなる。これは青唐辛子の辛さです。サンバルをあっさり目の味にしているのは、クートゥとアチャールで辛くしているからでしょう。コランブは、自分では縁のない料理なので、よく知らないのです。トマトやタマリンドを主体に味付けした酸っぱい汁気のあるカレーというところでしょうか。サンバルは豆を煮崩しているのですが、コランブは豆を煮込みません。ただし、スパイスの中に豆を粉状にしたものを混ぜています。このコランブがミールス全体の中で酸っぱい部門を受け持っています。
ビーツのポリヤルとヨーグルトです。ポリヤルは野菜炒めなのですが、最後にココナツファインを入れることで、炒めた際に野菜から出てくる水分を吸わせることが多いようで、ビーツの場合は特に赤い汁が出ますので、ココナツも赤く染まります。そしてヨーグルト。ビーツのポリヤルと混ぜると、ヨーグルトがピンクに染まるのでオヌヌメです。
ポンニライスの上にはダールと揚げパパドです。パパドは焼きではなくここでも揚げ。日本のミールスはいつから焼きパパドではなく揚げパパドが主流になったんだろう?ダールはかなり色が薄いのでターメリックを入れていないかもしれません。単体で食べるというよりは、他のものと混ぜて食べる際に味を和らげることを意図している味のように感じました。
記事にしようと思いつつ、食べ始めるとおいしくて我を忘れてしまい、アイスチャイとガトーナンテも食べたのですが、写真を撮ることをすっかり忘れてしまいました。
ミールスを食べたのは、モモヨカリー以来でしたが、とても美味しかったのです。
開店前に並びましたが、この時点で私含めて7人が待っていました。オープンしてまだ10日ほどですが、既に通な人々には知られているようで、この先、人気店になるのも時間の問題でしょう。
住所 | 名古屋市天白区元八事5-234 塩釜グリーンハイツ |
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営業時間 | 11:45〜17:00 (ランチは14:30ラストオーダー、カフェは14:00以降) |
定休日 | 火曜日 , 水曜日 |
URL | https://www.instagram.com/imairo.spice.cafe/ |