衣 | 2022.02.15
さあ、香水の話をしよう。
香水はいいものだ。
男性諸君、香水をつけているだろうか?
私はつけている。もう何年も、つけている。
本シリーズでは香水の話をしていこうと思う。と言っても、そんなに引き出しがあるわけではないのですぐ終わる。
もはや香りはエチケットの時代になっている。
柔軟剤の香りも良い、シャンプーの香りも良い。
さまざまな香りに包まれる生活の中で、自分を定義するような香りを持っておくことも、健やかなライフスタイルを送るための一つの方法だと思う。
では今回は、「BYREDO(バイレード)」を紹介していこう。
数年前まで「ニッチフレグランス」だった
BYREDOはスウェーデンのフレグランスブランド。
2006年にベン・ゴーラムという人がスタートした。
イレズミだらけの御仁がディレクションする香りは、どれも切なさがあるように感じる…
ってこの文体疲れてきたのでやめます。
バイレードの香りは本当に独特で、他ではあまり感じることのできないものばかり。
もう10年くらい前になるか、Twitter でおすすめの香水、を聞いてみたら、ある人からこの香水の存在を教えてもらったのだった。
その数年後、社会人になった僕はようやくバイレードを手にする。選んだのはGYPSY WATER(ジプシーウォーター)。これを今もずっと使っている。
当時は本当にニッチで、名古屋には試す場所もなく、海外のフレグランスレビューサイトを必死でディグり、半ば博打のような感覚で楽天で買ったものだ。
今はラシックのエディションか、ミッドランドスクエアのどこかのショップで試せるようになっている。
それじゃあこれからもう8年以上使っているジプシーウォーターを紹介するね。
爽やかな色気、そしてエモさを感じるGYPSY WATER
直訳したらアンタ「未亡人の水」て。ロマンチックすぎるだろ。見出しの通りに爽やかさと色気がトップに。ラストは甘く変化する表情豊かなフレグランス。
全編通して切なさ、つまりエモさを持つ最高の香り。
僕の近くでいい匂いがしたらこれだ。
トップノート…ベルガモット、ジュニパーベリー、レモン、ペッパー
ミドルノート…インセンス、オリス、パインニードル
ラストノート…アンバー、サンダルウッド、バニラ
…半分くらいしかわからんけど、これはもうぼくの匂いになっていると言えるだろう。今風に言えばジェンダーレスに使える。
ウェットなインテリジェンスを感じるローズ・オブ・ノー・マンズ・ランド
実は我が家にはもう一つバイレードの作品があって、少し新しめのローズ・オブ・ノー・マンズ・ランドという香り。「荒野に咲く薔薇」。
なんとなくタイトルでわかるかもしれないが、少し男性的とも言える、力強い女性性を感じさせる香り。トップはピンクペッパーの刺激の後にフローラルなローズを感じる。ラストに向かうに連れて爽やかなパッションとインテリジェンスが残る物語のある香りだと思う。
トップノート…ターキッシュ・レッドローズ・ペタル、ピンクペッパー
ミドルノート…ターキッシュ・レッドローズ・アブソリュート、ラズベリー・ブルーム
ラストノート…パピルス、ホワイトアンバー
女性からこの香りがしたら、かっこいいなと思う。
気にして探している方多そうなので、参考になれば!
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