2024.11.15
【2024年】ふるさと納税、賢くお得に!人気ランキング&選び方のコツ
今年も残すところあとわずか。年末調整の時期ですね。この時期になると気になるのが「ふるさと納税」。
「まだやってない!」という方も、「もう済ませたよ」という方も、ちょっと待ってください!ふるさと納税は、ただ税金をお得にするだけじゃないんです。今回は、2024年ふるさと納税お礼品人気ランキングや、ふるさと納税で地域を応援する方法など、最新情報をお届けします。
ふるさと納税とは?
自分の選んだ自治体に寄付ができる制度「ふるさと納税」。
寄付すると、寄付金額のうち2,000円を超える部分について、所得税と住民税から控除され、実質2,000円の負担で、自治体からのお礼の品を受け取ることができます。
ふるさと納税の仕組み
寄付をする: 好きな自治体を選び、寄付をします。
お礼の品を選ぶ: 自治体から、寄付金額に応じて、地域の名産品などのお礼の品を選ぶことができます。
確定申告をする: 寄付をした翌年に確定申告を行うことで、税金が控除されます。
ワンストップ特例制度を利用する: 確定申告を行わなくても、寄付先が5自治体以内であれば、「ワンストップ特例制度」を利用することで、税金が控除されます。
ふるさと納税のメリット
税金の控除を受けられる: 実質2,000円の負担で、寄付ができます。
お礼の品がもらえる: 地域の名産品など、魅力的なお礼の品を受け取ることができます。
自治体を応援できる: 自分の寄付が、地域の活性化に役立ちます。
ふるさと納税の注意点
控除上限額がある: 控除を受けられる金額には、収入や家族構成などに応じて上限額があります。
確定申告が必要な場合がある: ワンストップ特例制度を利用しない場合は、確定申告が必要です。
ふるさと納税をする人は、実に様々。年齢や職業、家族構成も違いますし、ふるさと納税に求めるものも人それぞれです。
地域の名産品や特産品など、普段はなかなか手に入らないような《美味しいものが食べたい人》、自分の生まれ故郷や応援したい地域に貢献したいという思いからふるさと納税で《地域を応援したい人》。
【さとふる】2024年ふるさと納税お礼品人気ランキング
2024年(1月1日~10月28日)に寄付申込みが多かった上位10位のお礼品や、検索キーワードランキングが先日発表されました。
1位は北海道紋別市の「北海道オホーツク海産ホタテ玉冷大(1kg)」で、2019年から6年連続で首位を獲得しており、根強い人気ぶり。
4位に「訳あり 銀鮭 切身 約2kg」、5位と6位にはトイレットペーパーとボックスティッシュがランクインしており、家計を助けるお礼品の人気の高さがうかがえます。
さらに、上半期ランキングに続き、日用品が年間総合ランキングのTOP10にランクインするのは今回が初めてとのこと。2022年頃からお礼品選びに物価上昇が影響しているそうで、2024年も日常生活に役立つ“訳あり”お礼品や日用品を求める寄付者が多いことが分かります。
災害発生時に必要な支援は「ふるさと納税」
物価高の影響を受けた食料品・日用品から、災害への備えを意識したお礼品まで、「日常に必要なお礼品」の人気が高まっているという「2024年ふるさと納税」のトレンド。
「さとふる」2019年のカテゴリ別ランキングでは「トイレットペーパー」が77位だったのに対し、2024年は5位まで急上昇。2023年は18位だったことからも、注目度が高まったとうかがえます。
また、今年8月の「米」カテゴリお礼品への寄付件数は前年同月比で 1.8倍に増加。8月の検索キーワードランキングでは上位5位までのほとんどが「米」に関連したキーワードが占めたのだそうです。
そのほかにも、「定期便」カテゴリの中で「米」に関連したお礼品への8月の寄付件数は前年同月比で2倍以上に増加。1月〜8月の「パックご飯」への寄付件数も前年同期比で1.5倍以上に増加するなど、米不足を背景に身近なスーパーマーケットなどで米を手に入れにくくなったことで、ふるさと納税で「米」に関連したお礼品を求める人が急増しました。
また、多発する自然災害を受け、「防災グッズ」への寄付件数が増加。
さらに、大きな災害の発生や注意喚起の発表に伴って「防災グッズ」への関心が高まり、その影響が検索キーワードランキングに表れています。
能登半島地震が発生した今年1月には「防災グッズ」が2位に、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表された8月には8位にランクイン。お礼品選びにも防災意識の高まりが影響しているのです。
元日に発生した能登半島の地震を皮切りに、全国的に豪雨や台風が多く発生した2024年。
9月には、復興に向けて歩み始めた能登地方が豪雨に見舞われました。「さとふる」では「令和6年1月能登半島地震 災害緊急支援寄付サイト」をはじめ、8つの災害緊急支援寄付を受け付け、寄付総額は17億円以上にのぼっています(2024年11月7日時点)。
特に石川県への2024年1月の寄付金額は、前年同月比で46倍以上に増加しました。さらに、2024年1月から10月までの寄付金額が、2023年の同期間と比較して4.7倍以上に増加(※1)したことからも、ふるさと納税を通じた復興支援の意識が高まっていることがうかがえます。
ふるさと納税は、ただ税金をお得にするだけじゃないんだなと感じた「2024年ふるさと納税お礼品人気ランキング」。
~被災地域のお礼品販売、その場で楽しめるグルメを提供~
2024年の締めくくりにふるさと納税で被災地応援!ということで、渋谷ストリーム前 稲荷橋広場にて12月3日から3日間限定のイベント「食べて、買って復興支援 さとふるうまいもん市」が開催がされるそうです。
このイベントでは、2024年に自然災害の被害を受けた21自治体のお礼品約30品を販売するほか、その場で購入して食べたり飲んだりできるお礼品グルメをキッチンカーにて提供されます。各商品に設置するお礼品紹介パネルには、該当のお礼品ページにつながるQRコードが掲載されるので、気に入ったものがあればその場でふるさと納税の寄付をすることも可能とのこと。
【「食べて、買って復興支援 さとふるうまいもん市」イベント概要】
実施期間:2024年12月3日〜12月5日 11:00 ~ 19:00(※5日のみ18:00終了)
実施場所:渋谷ストリーム前 稲荷橋広場(東京都渋谷区渋谷3-21-3)
アクセス:東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」C2出口直結
山手線、埼京線・湘南新宿ライン「渋谷駅 新南口」直結
実施内容:お礼品の販売、キッチンカーにて飲食物の提供
イベント販売価格 :お礼品1品あたり200円~1600円、キッチンカーグルメ200円~900円(予定)
寄付後にお礼品を選べる新サービス「さとふるのあとから選べるお礼品」って知ってた?
11月はふるさと納税の駆け込み需要が高まる時期ですが、慌てて寄付をしてしまうと、後で後悔する可能性も…。
そんな中で嬉しかったのが、年末の期限に追われず、翌年以降にお礼品を受け取れる「さとふるのあとから選べるお礼品」の存在です。
2024年4月17日に開始された新サービス「さとふるのあとから選べるお礼品」は、対象の自治体に寄付すると受け取ることができる「お礼品交換チケット」を、寄付した自治体が対象としているお礼品に交換するというもの。
寄付者は専用サイトを通じて、自身の好きなタイミングで「お礼品交換チケット」をお礼品に交換できるため、お礼品の受け取り時期が重なって保管場所に困るということがなくなります。また、寄付受け付けの締め切り直前に急いでお礼品を選ぶ必要もありません。
さらに、同じ自治体へ寄付して受け取った「お礼品交換チケット」は、年をまたいで積み立ててお礼品に交換できるため、1 年分の控除上限額を超える寄付額のお礼品を受け取ることができます。
11月7日時点の導入自治体数は、276自治体、交換お礼品点数は25万件以上もあるそうで、利用した寄付者からは「後からゆっくり選べるので、期限を気にすることなく使用できて便利」「選べるライナップも幅広いのでとても気楽に頼めた」などの声が届いているのだそうです。
サービス紹介ページ URL: https://www.satofull.jp/static/atokara/instruction.php
ふるさと納税をもっと身近に感じて、地域の魅力を再発見するきっかけに!
ふるさと納税は、税金の使い道を自分で選んで、地域に貢献できる素晴らしい制度です。今回の記事を参考にして、ぜひ自分にぴったりの返礼品を見つけて、ふるさと納税を体験してみてください。地域の魅力を再発見するきっかけになるだけでなく、日々の暮らしがちょっと豊かになるかもしれません。
さあ、あなたもふるさと納税で、新しい発見の旅に出かけましょう!
Writer
佐藤ひと美このライターの記事をもっと読む
スイーツライター/ジャーナリスト(日本スイーツ協会 スイーツコンシェルジュ認定資格者)として、《美味しい食べ物は人を幸せにする》をコンセプトに雑誌・メディア・webサイトにてショコラトリー&パティスリー、デセールの情報発信をシェフの想いや、お菓子の由来や歴史を執筆中。
Instagram: @himmi27